コピー機とローラーと汚れの関係

2018-11-02

コピー機は、大量の複写ができる便利な機会です。会社はもちろんのこと、最近では家庭にも備え付けられるようになり、誰しも一度くらいは操作したことがあると思います。そんなコピー機には、いくつかのローラーが取り付けられています。

そのローラーが、コピー機の調子と大きく関係があることはあまり知られていないと思います。


紙詰まりの原因はローラーの汚れ!

コピー機には、セットした用紙をコピー機の各部に送る重要な役割を担っている、給紙ローラーがあります。この給紙ローラーは長期間使用していると、うまく紙を送り出せなくなることがあります。これは、紙粉といって紙の表面についている微細な粉が、ローラーの摩擦力で用紙の表面から剥がれ落ち、汚れとしてローラーに溜まっていくことが原因です。

給紙ローラーの状態が悪くなると、紙がうまく送れなくなり、紙が詰まる可能性が高くなります。

紙詰まりを頻繁に起こすと、コピー機の故障に繋がるので早急にクリーニングが必要です。しかし、ローラーのクリーニングなどしたことがないという方も多いでしょう。まずは簡単にできる部分からクリーニングしてみましょう。

給紙ローラーのクリーニングは至って簡単です。給紙ローラーは、コピー機の色々な部分に取り付けられているので、今回は簡単に探せるADFのローラーについて説明します。ADFは複数の現行をスキャンしたり、コピーする際、自動で現行を読み取ってくれる便利な装置で、沢山の現行を読み込む機会が多いことから紙粉が溜まりやすく汚れやすいローラーです。

カバーを引き上げると、すぐローラーを発見することができます。クリーニングには、水を軽く含ませた布を使います。表面の紙粉などの汚れを取るように丁寧に磨いていきます。汚れが取れたら、しっかりと水分を拭き取ります。

これは、髪が濡れるのを防ぐためです。また、思い切り力を入れて磨かないようにしましょう。ローラーが傷ついたり壊れたりすることがあるので気をつけましょう。こうして、汚れが取れると、ローラーの摩擦力が戻ります。

このように、クリーニング自体難しくはないのですが、給紙ローラーの中には奥の方にあって、取り外さないとクリーニングが困難なものもあります。しかし、取り外した後、同じようにしているつもりでも、取り付けられなくなることもあります。

また、コピー機の内部は、手で触れては行けない場所、高温になっている部品があって危険な場所もあります。少しでも難しそうだなと感じたら、コピー機のエンジニアにメンテナンスを依頼するほうがよいでしょう。

用紙に汚れがあるときは、メンテナンス機能を使おう

コピーをかけた用紙の端が汚れたり、用紙の端以外が汚れたりすることがあります。このような汚れがあるときは、元々原稿に汚れが無いか確認して、汚れがないか確かめたり、メーカー推奨の用紙以外を使用しているケースでないようなら、ローラーそのものに問題があるかもしれません。

印刷した用紙が汚れているときは、どこのローラーに原因があるか特定することが困難ですが、メンテナンス機能の備わっているコピー機だと解決することができます。方法は、至ってシンプルで、コピー機のメンテナンス項目にある、給紙ローラークリーニングの項目を選び実行するだけです。

コピー機の中には、よく使う給紙トレイを選択することで、更に詳しく問題のあるローラーを特定してクリーニングできるものもあるので、設定を求められたらきちんと設定しましょう。

設定が完了すると、給紙ローラーが自動的に回転し、クリーニングを始めます。先程のように人の手で行うと、細かい作業や内部の状態などをチェックするため大分時間を要しますが、すべて自動で行われる上に数十秒から数分で終了するので、大変便利です。

このクリーニングだけでもかなりきれいになりますが、そこからさらに用紙を使ってクリーニングを強化することができます。自動クリーニングが終わると、ローラーが停止します。それを確認したあと、白紙をセットし、空印刷するのです。

こうすることで、ローラーに残っていた細かい汚れが紙についてよりきれいにできるというわけです。すべてのクリーニングが終わったら、一度コピーしてみて、それでも汚れが目立つようならもう一度同じことを繰り返しましょう。

汚れがひどいときは、何度か繰り返すことで改善されることもあります。諦めずに試してみましょう。それでも改善が見られないときは、やはりエンジニアにメンテナンスを依頼することをおすすめします。

用紙のリユースとローラーの汚れ

紙は限りある資源です。これまでも、できるだけ無駄をなくし、使える紙は再利用するように、社会全体で取り組んできました。会社では、表刷りで失敗した用紙を、裏紙として再利用する形で使用するところも多いと思います。

しかし、これがローラーを汚す原因になってしまっているのはあまり知られていないところです。コピーした以上、紙にはインクがついています。これを再び給紙ローラーで通すと、当然ローラーにはインクが汚れとして付きます。

その結果、紙が滑りやすくなり、給紙がうまくいかずに紙詰まりを引き起こしたり、ローラーそのものの寿命を短くするなど悪影響を及ぼすことになるのです。再利用するつもりで使っていた用紙のために、逆にコピー機そのものに負担がかかり、余計な出費を増やし、ローラーを頻繁に交換することになれば、結局資源を無駄にしてしまいます。

用紙の再利用はそれ以外で考え、コピーにはできれば、推奨された普通紙を使うことをおすすめします。


コピー機は使う人の気遣い次第

さて、これまでローラーがコピー機の調子に大きく影響していることや、クリーニングは自分自身でできることなどをご紹介してきました。本来なら、コピー機も道具なので、使う人自身が気遣いながらメンテナンスを小まめに行い、使用していればこのようなことは回避できるのではないかと思います。

しかし、残念ながら多忙な仕事が多い現代では使いっぱなしで、なかなかメンテナンスに目を向ける時間やゆとりがないことも多いのではないでしょうか?そのためにメンテナンスサービスもありますが、できることなら使う人の心がけで、大切に使ってあげたいですね。

『コピー機を使う際に意識したいポイント』

日々の心がけで、長く使おう

コピー機は高価なものです。そんなに何度も買い換えたり、リースし直したりするものでもないでしょう。また、複雑な機械であることから、壊れて取り替えばかりしていては、環境にも優しくありません。だからこそ、普段のちょっとしたひと手間で、長く使用することができるようにすることが大切ではないでしょうか?